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(7日、高校野球茨城大会 麻生15―0土浦工)

 土浦工は3年生がおらず、主戦の野島聖良(せら)投手も2年生だ。一回に3点先制され、二回は2死から満塁の危機になった。野島君は「ここで打たれたら後が無くなる」と自分に言い聞かせ、6番打者を三振に打ち取る踏ん張りを見せた。

 三回1死のあと、仲間の選手たちがマウンドに駆け寄り、「声を出そう」「落ち着こう」と声をかけてくれた。結局、三回は打者13人に7点追加されたが、「投手は自分しかいない。まだ負けていない」と最後まで諦めず、一人で投げきった。

 「実はメンタルがものすごく弱い」と言う。心の支えになっているのは父正義さんだ。試合の時、学校まで車で送迎してくれるが、車中で「自信を持て」と励ましてくれる。

 一番嫌いな言葉は「(2年生だから)来年がある」だが、「麻生の笹川宰選手も投手で主将。投げ方も打撃もすごく、色んな面で参考にしたい」と次への闘志を見せた。(村山恵二)