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 京都府綾部市上杉町の民家の裏山が崩れ、男女3人が亡くなった西日本豪雨災害から7日で1年。現場では同日、市主催の追悼式があり、遺族や地元住民ら約50人が犠牲者を悼んだ。

 降り続いた大雨で土砂崩れが起き、自宅にいた稲葉利夫さん(当時80)と英子(えいこ)さん(同76)夫妻と、隣家の笹井孝信さん(同36)の3人が亡くなった。

 追悼式で、三男の孝信さんを亡くした笹井定昭さん(69)は「被災者として災害の怖さと教訓をできるだけ伝えていきたい」と話した。山崎善也市長は「教訓を生かし、将来に備えなければならない。同じ悲しみ、苦しみを繰り返さないよう固く決意し、安心に暮らせるよう全力を尽くす」と誓った。

 斜面の復旧工事を進める府は式の後、地元住民らに現状説明をした。土砂を削った斜面に鋼製の枠を置く作業を近く始め、来年秋の工事完了をめざすという。(横山健彦)