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　香港の「逃亡犯条例」改正案の撤回を求める抗議活動が続いている問題で、７日深夜から８日未明にかけ、香港・九竜半島の繁華街、旺角（モンコック）の大通りを占拠した若者ら数百人と警察が衝突した。香港メディアによると、警察は公務執行妨害の疑いなどで５人を拘束した。若者側には数人の負傷者がいる模様だ。

　７日は、中国本土と香港を結ぶ高速鉄道の駅を目指した大規模なデモ行進があった。参加者の一部の若者らが終了後、近くの旺角に移動し、大通りを数時間にわたって占拠した。バスや自動車の通行に支障が出たため、数百人規模の警官隊が強制排除に乗り出し、衝突が起きた。

　旺角は日本人や中国人などの買い物客が多いことで知られる。（香港＝益満雄一郎）