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 首都圏で進学実績を上げている中高一貫校が、高校からの募集をやめる例が増えている。今年も豊島岡女子と本郷が停止を発表した。「高校からでは追いつけない」「志望者が少ない」などが理由だが、結果的に高校受験の選択肢が狭まり、中学受験がさらに過熱しかねない可能性がある。

 豊島岡女子学園(東京都豊島区)は6月、2022年度入試から高校募集を停止すると発表した。毎年、東京大など国公立大に多数の合格者を出す進学校として知られる一方、女子校トップ層の中高一貫校では珍しく高校からも募集していた。Z会進学教室の尾田哲也・御茶ノ水教室長は「相当な衝撃でした。女子の最後のとりででしたから」と話す。

 豊島岡女子の担当者は募集停止の理由について「コメントしない」としているが、早稲田アカデミーの酒井和寿・高校受験部長は「中学入学者と高校入学者のレベルが違うのが、一番の理由だろう」とみる。例えば、今年の東大現役合格者は全員が中学入学者で、高校入学者はゼロだった。

 募集停止により、首都圏の女子トップ層が狙う私立高校は慶応女子、早稲田実業などの大学系列校のほか、埼玉県の栄東、千葉県の渋谷教育学園幕張や市川、神奈川県の桐蔭学園などに限られる。その渋谷教育学園幕張の入試担当者も「6年間のカリキュラムを考える中で、高校の募集停止が選択肢の一つにあがっている」と明かす。

 中高一貫校は高校の授業内容を前倒し、中学から教えることが多く、高校から入学する生徒が追いつくことは難しい。このため、高校での募集をやめる学校は以前から増えていた。首都圏では1990年代から浅野、サレジオ学院、武蔵、暁星、立教女学院、渋谷教育学園渋谷などが相次いで高校の募集を停止し、2011年には海城、12年には攻玉社が続いた。

 男子校の本郷(東京都豊島区)…

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