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 山口県下関市の梅光学院中学・高校の生徒40人が参加した下関空襲をテーマにした映画「隣人のゆくえ―あの夏の歌声―」(柴口勲監督)が13日から、北九州市小倉北区の映画館「小倉昭和館」で上映される。大ヒットしたアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)との2本立ての戦後特集で、19日まで。

 「下関空襲という重いテーマだからこそ、若い人たちに届くようミュージカルを取り入れた」と柴口監督。完成から3年の歳月が流れ、梅光学院のシンボルだったセーラー服も新しい制服に替わったが、作品の輝きは失われていない。

 録音・広報を担当した辻佑佳子さん(20)は今、西日本工業大の3年生。映画が「母校との架け橋になった」と思っている。一緒に暮らす祖父母から下関空襲の話は聞いていたが、より深く理解するきっかけになったという。何度も見た「この世界の片隅に」とのセットでの上映を「すごく光栄です」と喜んでいる。

 「隣人のゆくえ」は午後0時50分、同4時40分の2回上映。13、14日は1回目の上映後、柴口監督と出演者らが舞台あいさつをする。問い合わせは小倉昭和館(093・551・4938)へ。(貞松慎二郎