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 マルに森。大分県玖珠町のJR豊後森駅前から左右に広がる商店街の軒先には、同じデザインの暖簾(のれん)がかかる。2013年、JR九州の「ななつ星」を手がけた水戸岡鋭治さんのデザインで駅舎が改修されたのに合わせ、一体感を醸し出すよう町が整備した。

 町は地元出身の児童文学者久留島武彦にちなみ「童話の里」を売りにしてきた。ただ、「思想は正しいが、人は呼べなかった」(商店街の70代店主)。現在は、SL格納庫だった扇形の機関庫と転車台が残る旧豊後森機関庫が09年、国の「近代化産業遺産」に選ばれたのを機に、公園整備など機関庫を核にした町おこしを進める。

 だが、12年に14軒だった商店街の空き店舗は、今年2月現在で46軒に。マル森ののれんがかかる中にも、シャッターが閉まったままの店舗がある。商店街の組合は法人税を課されるよりお客に還元しようと、18年に法人格を返上した。

 「若い人がいないところに若い…

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