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 将棋の第90期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)の第4局は9日、新潟市西蒲区で指され、挑戦者の渡辺明二冠(35)が豊島(とよしま)将之棋聖(29)に136手で勝ち、シリーズ成績3勝1敗でタイトルを奪取した。これで棋王、王将に棋聖を加えて自身2度目の三冠となり、通算タイトル獲得数を計23期に伸ばした。豊島棋聖は名人、王位の二冠に後退した。

 2017年度に名人戦・A級順位戦から陥落するなど不振だった渡辺新棋聖は、昨年度に復調。三冠の豊島棋聖との五番勝負は現在の将棋界の頂上決戦として注目された。棋聖戦は過去2回挑戦し、いずれも失敗していた。終局後、渡辺新棋聖は「大変なシリーズになると思っていた。うまく指すことができた」と話した。(村上耕司)