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 トランプ米政権について、駐米英国大使が「無能だ」などと報告した機密公電が報道されたことについて、トランプ大統領は8日、ツイッターで「我々は彼をもう相手にしない」と強い不快感を示した。ワシントン・ポスト紙によると、同大使は米政府の行事に今後招待されないという。

 機密公電は英大衆紙メール・オン・サンデーが7日報じた。ダロック駐米大使がトランプ政権について「無能」「頼りにならない」などと、英首相官邸に報告していた。

 トランプ氏はツイートで「大使を知らないが、米国内で好かれていないし、評判も良くない」と酷評。「良かったのは、素晴らしい英国に、もうすぐ新しい首相が生まれることだ」と、欧州連合(EU)離脱につまずき、退陣するメイ政権を揶揄(やゆ)した。

 ポスト紙によると、トランプ氏はダロック大使のことを知らないと言っているが、大使と話したのは、外遊や二国間会談の時など複数回に上る。外交官が政権幹部から情報収集することは通常の業務で、ダロック大使は、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)と頻繁に会合したほか、ケリー前大統領首席補佐官とも朝食をとるなどしていた。6月にトランプ氏が国賓として訪英し、エリザベス女王に会った際も重要な役割を担ったという。(ワシントン=香取啓介)