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 ドラマ化された人気漫画「孤独のグルメ」の原作者・久住(くすみ)昌之さん(60)=東京都三鷹市出身=らが、自分たちで佐賀県の「アンテナショップ」を東京につくろうと動き始めた。佐賀の魅力にはまっているという久住さんらが8日、佐賀県庁で記者会見。出資などの支援を呼びかけた。

 久住さんは一昨年、焼き物の絵付け体験で佐賀を訪れ、「おいしいものがたくさんある」佐賀の大ファンになったという。いまでは漫画雑誌に佐賀の魅力を紹介する連載を持っている。

 支援を呼びかけているのは、久住さんや東京や佐賀県内の会社役員らがつくった「佐賀もんショップ設立同志会」が母体。東京に佐賀の魅力や物産を発信するアンテナショップがないため、設立を思い立った。

 ショップ内に商品はあまり置かず、タブレットなどの端末を並べ、客が注文すると産地から直接届く仕組みを考えている。資金支援してくれる人たちに、扱ってほしい佐賀の商品を紹介してもらう。県内市町と回線で結び、画面を通して自治体職員と会話できるような仕組みも検討する。

 年内のオープンをめざし、場所は人形町や神楽坂などが候補。人が多い日本橋や銀座ではなく「どこにあるのだろう」と探してもらうような場所にする。

 朝日新聞社のクラウドファンディングのサイト「A―port」で6月から資金を募り始めたがまだ10万円に満たないという。8月末まで支援を募る。目標資金1500万円。出資者にはお礼として、久住さんが描いたイラスト入りの有田焼小皿などを贈る予定。

 資金が少額にとどまっても「最低限、ネットショップとしてスタートしたい」と久住さんらは話している。(福岡泰雄)