【動画】自転車競技で東京パラリンピックを目指す2選手が中学生と交流した=山下周平撮影
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 障害者スポーツについて知ってもらおうと、岐阜県下呂市の市立小坂中学校で9日、自転車競技で来年の東京パラリンピックを目指す2選手が生徒と交流した。生徒たちは実際に自転車に乗ってみたり、選手に質問したりして、障害について理解を深めた。

 この日は、地域で合宿中の藤井美穂選手(24)と福井万葉(かずは)選手(18)が同校を訪れた。生後すぐに右足を切断した藤井選手は片足で自転車を乗りこなす様子を披露した。生徒たちは、脳性まひの影響で手足が不自由な福井選手の三輪自転車に体験乗車。バランスをとるのは難しく、苦戦し、前に進まない生徒もいた。

 指導する権丈泰巳監督は「障害者だからと区別せず向き合い、サポートしてほしい」と障害者への理解を求めた。山下翼さん(3年)は「2人がすごく厳しい練習をしているのを知り、応援しようと思った」と話した。

 下呂市と高山市にまたがる御嶽山の裾野には国内屈指の高地トレーニングエリアが整備され、陸上の日本代表選手や駅伝の強豪、青山学院大などが練習に訪れている。障害者の自転車競技の日本パラサイクリング連盟も3年ほど前から、合宿で利用していて、地域の子どもたちに障害者スポーツを知ってもらおうと、企画された。(山下周平)