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 東京電力ホールディングスは9日、柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策施設の準備工事現場で、地下につり下ろす途中のパワーショベル(重さ15トン)が逆さまのまま宙づりになるトラブルがあったと発表した。運転席は無人で、けが人はないという。

 東電によると、現場は7号機原子炉建屋の東側で、航空機などによるテロ攻撃を受けたときに原子炉を遠隔操作する「特定重大事故等対処施設」の建設場所。東電広報部は「特重施設の工事計画や場所の詳細は非公開で、詳しいことは話せない」としている。

 9日正午ごろ、ショベルの車体にワイヤ4本をとりつけて地下につり下ろしていたところ、バランスを崩して逆さになった。屋根を下にしたまま着地させ、元に戻す方法を検討している。

 燃料タンクから軽油約20リットルが漏れたため、同原発は柏崎市消防署に通報。同署は現場の換気に注意するよう指示した。放射性物質の漏洩(ろうえい)はない。(渥美好司)