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 トランプ米大統領のツイートに批判的なコメントや反論をしたツイッターの利用者に対し、トランプ氏が書き込みなどをできないようにしたのは違憲だとして、利用者側がトランプ氏らを訴えた訴訟の控訴審で、米連邦巡回控訴裁判所は9日、一審判決を支持し、「言論の自由を保障する合衆国憲法に違反する」との違憲判決を出した。

 控訴裁は判決で、大統領のツイッター上でやりとりする空間は、言論の自由が保障された公共の空間だと指摘。トランプ氏が、気に入らない返信をしてきたフォロワーをブロックし、ツイートを読んだり、意見を書き込んだりすることをできなくしたのは、憲法違反だと結論づけた。

 トランプ氏側は、自身のツイッターアカウントは「私的で個人的なアカウントで、その権利を行使しただけだ」と主張してきた。控訴審判決は、トランプ氏は大統領になって以後、ツイッターを統治ツールとして継続的に使っているとして、トランプ氏のアカウントは公共的な性格が強い、と指摘した。

 一審の米連邦地裁は昨年5月の判決で、トランプ氏によるブロックは「違憲」と判断。トランプ氏側が不服として控訴していた。(サンフランシスコ=尾形聡彦