拡大する写真・図版 夕食のテーブルには厚揚げとキムチの煮物、炊きたてのご飯。(左から)和田美珠さん、公一さん、千珠子さんのおしゃべりが絶えない=横浜市、越田省吾撮影

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 重い障害のある19人の命が奪われた、やまゆり園事件。「障害者は不幸を作ることしかできません」と被告は記した。事件から3年。出産を選んだ障害のある人を通し、命の重さについて改めて考えたい。

「うちにはうちの幸せ」

 「ただいま!」。中学校から横浜市内のアパートに帰宅した和田美珠(みたま)さん(12)を、母の千珠子(ちずこ)さん(52)は夕食を準備しながら「おかえり」と迎える。夕食の前か後、美珠さんと父の公一(きみかず)さん(50)は買い物がてら散歩する。

 公一さん、千珠子さんはともに統合失調症で、精神障害者保健福祉手帳を持つ。

 「おろすか乳児院に預けるか、選んでください」

 2006年、千珠子さんは妊娠…

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