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 山口県岩国市の市民団体「異議あり!『基地との共存』市民行動実行委員会」は10日、米軍機による騒音被害の解消を求める署名活動で、9日までに2万6075筆が集まったと発表した。岩国基地への米空母艦載機部隊移駐後、騒音関連の署名活動は初めて。近く国に提出し、防衛相らに対して実効性のある被害軽減措置を米側に求めるよう要請する。

 「愛宕山を守る会」など市内の5団体でつくる実行委が、昨年6月から署名活動を続けていた。空母艦載機の移駐で騒音が激化しているとして、実行委は昨夏に400人規模の集会を開催。山口、広島両県を中心に95の団体・個人から署名が集まった。うち4059筆は両県外から寄せられたという。

 米軍機飛行に関しては、地元関係者でつくる岩国日米協議会の確認事項で、「安全上許す限り、工場及び市街地の上空は飛行しない」とされているが、市街地での目撃情報は少なくない。このため署名活動では、市民への聞き取りや市街地への新たな騒音測定器設置も求めている。

 実行委の岡村寛委員長は記者会見で、「国や県・岩国市は、現状を改善する気概があるかどうかが問われている」と話した。(具志堅直)