[PR]

 世界文化遺産に登録された百舌鳥(もず)古墳群の大山(だいせん)古墳(伝仁徳天皇陵)西側で大阪府堺市が建設を計画していた百舌鳥古墳群ガイダンス施設について、永藤英機市長は10日、「見直したい」と述べ、立地や施設の設計を再検討する考えを明らかにした。

 計画では、施設は3階建てで延べ床面積約3800平方メートル。高さ8メートルの展望デッキを設け、大山古墳の墳丘の稜線(りょうせん)が望めるようにする方針で、整備費は26億円を見込んでいる。

 永藤氏はこの日の記者会見で、古墳を眺める気球の導入検討を指示したことを挙げ、「(デッキが)必要なのか」と指摘。近接の堺市博物館との役割分担も改めて見直す考えを示した。

 市は今年度中に着工し、2年後の完成を目指す方針だったが、ずれ込む可能性が高まった。(加戸靖史)