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 名古屋市は10日、市発注の橋の建設関連工事で積算を誤り、上限額である「予定価格」の適正額を約1800万円上回る2億7897万円で契約したと発表した。市は、契約を結んだ橋梁(きょうりょう)メーカーに契約額変更の協議を申し入れている。

 市によると、誤りがあったのは中川区の新川に建設中の「正江(しょうこう)橋」(仮称、2021年3月完成予定)の橋桁などの工事。製作費などの算出方法を誤り、入札前に公表した予定価格について、適正額を4916万円上回る3億996万円と見積もったという。今年2月の一般競争入札に10社が参加。最低制限価格を下回った3社が失格となり、同額で入札した6社によるくじ引きで落札者が決まった。

 入札の参加業者から設計書の公開を求められ、市が4月に資料を精査した際に誤りに気づいたという。市は「担当者の思い込みによるミスで不正はない」と説明している。(堀川勝元)