[PR]

 茨城大会は11日、6球場で2回戦12試合があった。岩瀬・石下紫峰・岩井・坂東総合は4校連合としては大会史上初の勝利。藤代が江戸崎総合を9―0で破るなど、シード校4校は順当に3回戦進出を決めた。12日も2回戦12試合があり、21世紀枠で今春の選抜大会に出場した石岡一が登場する。

一致団結「集中力」を発揮 落ち着いたプレー 失策0

 3点差をつけて迎えた九回表。2死二塁の場面で、岩井の赤い帽子が目立つ、4校連合の荒井涼介投手(3年)が投げた6球目は、ライナーとなって二塁手のグラブに収まった。今大会で初めて編成された岩瀬・石下紫峰・岩井・坂東総合の初勝利。スタンドを埋めた各校生徒や家族らから大きな歓声が上がった。

 連合チームは5月になって発足した。常総市にある石下紫峰グラウンドで毎週土日、打撃を中心に練習を重ねてきた。遠い学校からは車で1時間ほどかかる。山越竜太監督によると、全員で集まるのに苦労した分、選手らの団結力が強まったという。

 この日、勝利を予感していたという山越監督は、じゃんけんに勝ち、後攻を選んだ。試合では、ほとんど練習できなかった守備でも「集中力」を発揮し、失策は0。野手は打球をこぼしても球を拾い上げ、落ち着いて処理した。

 ユニホームもばらばらな選手たちは、試合終了後整列し、石下紫峰の校歌を高らかに歌った。山中新生(ねお)主将(3年)は「最後の夏。うれしい」と笑顔を見せた。(吉井亨)