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 多くの人で埋められた秋田県の男鹿海洋・能代西・二ツ井の3校連合チームのスタンド。応援を率いる能代西高の応援委員長、児玉成(せい)君(3年)は、声をからして選手の名前を叫んでいた。

 委員会は9人。普段は、校内の部活壮行会などでエールを送る。野球の応援は覚える曲数も多く、声出しなどの練習を重ねてきた。「悔いの残らない試合にしてほしい」

 応援委員も、この大会が終われば一区切り。試合に出場した友人の笹村寿(かず)里(さ)選手(能代西3年)は「最初から大きな声が聞こえてきて、練習以上の力が出せた」。気持ちはグラウンドに届いていた。児玉君は「負けたけど最後まで諦めずにやってくれた」と声を震わせ、最後の夏が幕を閉じた。(林瞬)