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 ハンコの文字が浮き上がって立体的に見えるネーム印をシヤチハタ(名古屋市)が7月から売り出した。文字の縁につけた「影」が特徴で、斜め上からスポットライトをあてたような文字が楽しめる。

 新しい印字デザイン「印影」は楷書、行書、丸ゴシックなど7種類の書体に基づく。インキは朱や赤、紫など6色から選べる。シヤチハタ製品で影がついたようなデザインは初めて。「個性あるハンコを楽しみたい人にぜひ使ってほしい」(広報)という。

 きっかけは昨年、10年ぶりに復活開催されたデザインコンペだ。シヤチハタは特別協賛。「しるしの価値」をテーマにアイデアを募り、700を超える応募作の中から特別審査員賞に輝いた作品を商品化した。コンペは新しいビジネスの種を探ることがねらいの一つ。文字が浮き上がってみえるハンコは既存技術を応用できることから、第一弾の商品に選ばれた。

 シヤチハタ製品を扱う店で注文を受けてから製造し、手元に届くまで1週間ほどかかる。価格は税別2150円。ネーム印が自立するスタンド付きは100円高くなる。これまでのネーム印と同様、ゴム印で変形する恐れがあるので銀行印や印鑑登録に使うことはできない。(山本知弘)