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 最近、街中によく潜んでいる「すみっコぐらし」。部屋の隅に集まる習性を持つという「後ろ向き」なキャラクターですが、子どもたちに人気です。一風変わったキャラが生まれたのはなぜなのか。これまでほぼ取材に応じてこなかったというデザイナーのよこみぞゆりさん(31)に、お話をうかがいました。

よこみぞ・ゆり 1987年、東京都大田区生まれ。多摩美術大グラフィックデザイン学科卒。2011年、サンエックスにデザイナーとして入社。

自信がない「ぺんぎん?」

 よこみぞさんは、「たれぱんだ」や「リラックマ」を開発したサンエックス(東京)のデザイナー。同社にはよこみぞさんのようなデザイナーが35人ほど在籍し、オリジナルのキャラクター作りや、キャラをデザインした文具や雑貨の製造、ライセンスの展開を手がけています。

 2012年に登場した「すみっコぐらし」は、同社のキャラクターの中でも「少し異質な存在」(広報宣伝担当の桐野朋子さん)といいます。自分に自信がない「ぺんぎん?」、北から逃げてきた「しろくま」、食べ残された「とんかつ」、体形を気にしている「ねこ」、捕まらないようにとかげのふりをしている恐竜「とかげ」など、個性豊かでありながら控えめな面々がそろいます。

大人にもファン

 デビューから間もなく7年。人気は徐々に拡大し、今では、関連商品の売り上げは年間約200億円、アイテム数は1万を超えるといいます。特に人気の「てのりぬいぐるみ」は累計約800万個、すみっコの日常を描いた「すみっコぐらし ここがおちつくんです」など関連する書籍も約300万部を売り上げています。ユニクロとコラボしたTシャツは子ども用のみの発売でしたが、一番大きな160センチのサイズが最初に売り切れたそうで、大人にも多くのファンがいます。

よこみぞさんに聞く

 もはや「すみっこ」の存在ではないキャラクター。生み出したよこみぞさんとは、どんな人なのでしょうか。

 ――少しネガティブなキャラは、どのようにして生まれたのですか。

 アイデアが生まれたのは私が入社した年です。社内ではデザイナーらによるコンペが数カ月に一回あります。追い詰められていた時、大学の授業中に描いたメモの隅の落書きに目がとまりました。今でいう「たぴおか」に似たキャラで、吸いにくいから残されてしまったひねくれものという設定です。

 投げやりな感じで、たぴおかに似て中心にいなさそうなキャラを集めて提案したら、まさかの好評。そこから設定を練りながら、今の形に近づいていきました。

 ――なぜ部屋の隅にいるキャラを集めたのですか。

「目立ちたくない」でも「人前に立ちたくない」でも人生は大丈夫、と話すよこみぞさんに迫ります。実際にすみっコのキャラを描くよこみぞさんの動画も最後にあります。

 そもそも自分がそんなに元気で…

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