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 長野県教育委員会は11日、2020年春の高校入試から、従来は願書にあった性別を記入する欄を廃止することを決めた。県立高校が対象で、LGBTなど性的少数者の志願者が願書を書く場合を想定して、配慮したという。

 高校教育課によると、今春まで性別を記入する欄が願書にはあった。今春の入試では、性別の記入がなくても受理するよう各校に求めたが、来春からは欄自体をなくすことにした。出願には中学などの側が書く「調査書」も必要だが、こちらの性別欄は残すという。

 高校の願書の性別欄を巡っては全国的にも動きがあり、大阪府と福岡県が19年春の入試から廃止。朝日新聞が全国47都道府県の教育委員会に昨年11~12月に実施したアンケートでは、ほかに神奈川と熊本、徳島の3県など計14道府県が、20年春以降に廃止を検討していると回答していた。

 長野県教委所管の学校の中には、男女同数の生徒募集を続けてきた諏訪清陵高付属と屋代高付属の両中学があるが、この2校への願書の性別欄の扱いについては今後、検討するという。(大野択生)