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 名古屋市北区の自宅で2016年、中学受験に向けて勉強中だった小学6年生の長男(当時12)の胸に包丁を刺して殺したとして、殺人の罪に問われた父親の佐竹憲吾被告(51)の裁判員裁判の論告が11日、名古屋地裁(斎藤千恵裁判長)であった。検察側は懲役16年を求刑し、結審した。判決は19日に言い渡される予定。

 起訴状によると、佐竹被告は16年8月21日朝、長男の胸を包丁(刃渡り約18・5センチ)で1回刺し、失血死させたとされる。

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 県内有数の名門私立中学へ合格させようとした佐竹被告。暴力的な指導にも父から離れようとしなかった長男、父の中で高まる子どもの勉強態度へのいら立ち……。法廷では事件にまで発展した中学受験への異常な過熱ぶりが明らかになった。

 「これが怖いんだなと思った」。5年生の冬のことだ。勉強を教えていた被告が、鉛筆を削っていたカッターナイフを突きつけると、時に反抗的な態度を見せた長男が素直に言うことを聞いた。以来、たびたびカッターを持ち出し、ペティナイフ、包丁へとエスカレートした。「怒鳴ったり殴ったり怒ったりしなくても、言うことを聞く」と振り返った。

 事件が起きた2016年8月21日。約束の午前7時半より遅く起きてきた長男。「ええ加減にせぇよ」。朝食が進まないことにいら立った。長男が何かつぶやいたようだったので、問い返した。「何でもない」。反抗的な態度が始まったと感じた。

 包丁を手にした。長男を正面に…

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