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 日本ではタトゥー(入れ墨)を隠して――。9月に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)を前に昨年、主催者が参加国にこんな要請をして話題になった。タトゥーをする選手が多いのは、ニュージーランドをはじめラグビーが盛んな太平洋の国々で受け継がれてきた習慣だからだ。(ロトルア=小暮哲夫)

 間欠泉で有名なニュージーランドのロトルアに「タモコスタジオ」がある。タモコとは先住民マオリのタトゥーのこと。昨年、マオリの伝統を継承する国立ニュージーランドマオリ美術工芸学校内にできた。

 スタジオ代表のアレカテラ・マイヒさん(44)がいとこのデューク・カイタプさん(50)の顔にタトゥーを入れていた。マオリには、体で最も神聖な部分と考える顔にもタトゥーをする伝統がある。マイヒさんも顔にタトゥーがある。

歴史や希望、決意を表現

 英語のタトゥーは、サモア語やトンガ語などで入れ墨を意味する「タタウ」に由来する。太平洋の島々の伝統は、ニュージーランドには14世紀ごろまでに渡ってきたマオリがもたらした。シダや鳥、水流などを抽象化した図柄で表すのは、その人自身。入れ墨師が本人から聞き取り、「一族の歴史、その人の実績や希望、人としてふさわしく振る舞う決意などを表現します」。

 3人の子を育てたカイタプさんは「成熟し、社会への責任を果たせると感じる今がタトゥーを入れる時機だと思った」と話した。

 マイヒさんはオープン以来、5…

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