拡大する写真・図版小森優里さん(左)と917グラムで生まれた長女の結珠ちゃん。生まれた後、母乳バンクのドナーミルクを飲んですくすくと育った=奈良県橿原市

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 赤ちゃんにより健やかに育ってもらおうと、昭和大小児科が「母乳バンク」を日本で初めて開設して5年。早く小さく生まれた赤ちゃんの母親に母乳が出ない場合などに、別の母親の母乳を提供する。母乳には赤ちゃんの発育を促し、病気のリスクを下げる効果があるが、費用が課題で、国内では広がっていない。

 奈良県橿原(かしはら)市の県立医大病院。大阪府阪南市の小森優里さん(28)は昨年2月、妊娠27週と3日で長女結珠(ゆず)ちゃんを出産した。

 小森さんは高血圧症で糖尿病や慢性腎不全も抱え、3年前からこの病院の循環器内科に通院していた。27週目に入り、血圧が正常値の上限の倍近くに達し入院した。

 まだ十分に育っていない結珠ちゃんの肺を強くするためにステロイド注射を2回打ち、緊急の帝王切開に臨んだ。結珠ちゃんは917グラムで生まれた。「ふわぁ」と細い声で泣くと、すぐにNICU(新生児集中治療室)に運ばれていった。

 母乳が出なかった小森さんは、…

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