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 雨でよどんだ灰色に染まった海上に、木の板とトタンでできた簡素な家が立ち並ぶ。近くで捕れた小魚を焼く煙が立ちこめる中、住民を乗せた木製ボートが狭い水路を行き交う。

 アフリカ最大の2億人もの人口を誇るナイジェリアの経済都市ラゴス。高層ビルの建設ラッシュが進み、衣類や食品を売る市場は大勢の人でにぎわう。その一角に、世界最大規模の海上スラム「マココ」があった。

 「毎日のように子どもが生まれ、人々が移住してくる。住民の多くは、他に行くあてもない。仕事も学校も病院も不足している」。住民の教育や開発支援をするアイディ・ベンジャミンさん(27)は訴えた。

 海上部分と埋め立てられるなどした陸地部分からなり、地方や隣国から貧困層を吸い寄せる。その面積は50ヘクタール(東京ディズニーランドと同規模)前後と推定。地元政府は景観の改善などのため、一部を取り壊してきたが流入は止まらない。住民は数十万人とも言われるが、正確には分からない。

 大半は電気が通らず、生活排水も床下の海にそのまま流す。火はろうそくや木炭でともしていた。

■「富裕層5人で貧困解決で…

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