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(13日、高校野球福島大会 安積黎明3-1会津農林)

 「ありがとう」。会津農林の本田慎弥投手(3年)は試合終了のあいさつの後、向かい側にいた安積黎明・市川正己投手(3年)と抱き合い、市川投手も「ありがとう、お疲れ」と返した。

 先発した本田投手が130キロ台後半の速球で11奪三振の力投を見せれば、七回から登板した市川投手も10人の打者から8三振を奪う。緊迫した投手戦は、九回、本田投手が投じた高めの直球を、竹石成希選手(2年)に左翼席に運ばれ、均衡が破れた。

 本田投手が「良い試合ができたのは、相手投手が頑張っていたから」と言えば、市川投手も「最後まで1人で投げきるんだという相手の気持ちが伝わってきていた」。負けられないという思いが、互いの好投につながった。

 本田投手は「夏の大会は気持ちで決まる。後輩たちには気持ちを強く持って、自分たちの分まで勝ってほしい」と話していた。(戸松康雄)