[PR]

(13日、高校野球山形大会 東海大山形10―0南陽)

 ベンチ入りメンバー9人で挑んだ南陽は、強豪・東海大山形に五回コールド負け。主将の船山怜音(れおん)投手(3年)は「悔しいです」と唇をかんだ。

 昨夏の山形大会直前、右ひざの靱帯(じんたい)を損傷する大けがを負った。大会は初戦で敗退。昨秋に手術を受け、冬場をリハビリに充てた。

 南陽の野球部員は7人。「助っ人」を得て出場した春は地区予選を突破し、県大会に進出した。「少なくてもやれる」と手応えをつかみ、夏に臨んだ。

 この日、船山投手は被安打6、四死球6で10失点。東海大山形とは6月に練習試合で一度対戦しており、渡辺大也監督は「対策を練られたようだ」と話す。短距離走の記録が落ちるなど、けがの影響も少なからずあったという。

 船山投手は試合後、保護者を前にすると顔を覆い、嗚咽(おえつ)をもらした。「何不自由なくやってこられました。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。(石井力)