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(13日、高校野球埼玉大会 所沢商2―1狭山経済)

 狭山経済のベンチでは、ハンガーに掛かったユニホームと帽子が試合を見守っていた。交通事故で昨夏亡くなった堀内宥希君(当時1年)が着ていたものだ。

 それぞれが「堀内を忘れない」と積極的に練習に取り組んできた。この日も一丸となって「守備で攻める野球」を見せ、併殺や好返球など、何度も好守備でリズムを作り出そうとしたが、所沢商に惜敗した。

 「相手投手の伸びる直球を打ちあぐね、甘い球が来ると力みすぎた」と悔やんだ三塁手の大沢承慶君(2年)は堀内君と仲が良く、事故前日にチームで最後に言葉を交わしていた。「堀内のために」という思いも、格別、強い。「堀内は優しいやつ。だけど今日は、2年生に『しっかりしろ』って怒ってほしい」(西堀岳路)