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(13日、高校野球岩手大会 盛岡市立13―12盛岡中央)

 「ここぞの一本」を打つために、練習を重ねてきた。十四回裏、盛岡市立の吉田聖也選手(3年)が3球目を振り抜くと打球は右翼線ギリギリに。三塁走者が生還し、サヨナラ勝ちを決めた。

 決勝打でとらえたのは、ずっと練習してきた高めのインコースだった。ここ一番で結果を出そうと、毎朝登校後、300本のバッティング練習を自らに課してきた。

 苦しい時には昨年の主将の言葉を自分に言い聞かせる。「自分は自分。まわりに流されない」。仲間の調子が良くても気を緩めず、窮地でこそ自分の仕事をと奮い立たせてきた。「先のことは考えず、一戦一勝の気持ちで臨みます」と気を引き締めた。(太田原奈都乃)