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 ニュージーランド南部のクライストチャーチで13日、モスク(イスラム礼拝所)での銃乱射事件後に禁止になった半自動銃などを政府が買い取るイベントが始まった。警察によると、この日は224丁など計約43万NZドル(約3100万円)分を買い取った。

 51人が犠牲になった3月の事件を受けて、政府は4月に武器法を改正。事件に使われた半自動銃のほか、散弾銃やその部品の所有を原則禁止にした。

 一方で、政府は6月に買い取り制度を発表。イベントはその促進のためで、銃や部品の状態に応じて新品の卸売価格をもとに設定した基準価格の25~95%で買い取る。半自動銃の場合、1丁あたりの基準価格は750~1万NZドルの範囲で設定されている。

 これらの銃を自宅で所有した場合、最長で禁錮5年の刑に科せられるが、各地で買い取りイベントが続く12月20日までに差し出せば、罪に問われない。13日は169人の所有者が、銃のほか部品217個も持ち込んだ。政府は1億9千万NZドル(約140億円)の予算を確保している。(シドニー=小暮哲夫)