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 静岡大と浜松医科大の法人を統合し、静岡地区と浜松地区の二つの大学に再編する計画をめぐり、再編に慎重な静岡大の教員有志が14日、静岡市駿河区で公開シンポジウムを開いた。約120人が参加した。

 名古屋大と法人統合し、新法人の「東海国立大学機構」の傘下に入ることが決まった岐阜大から富樫幸一教授が参加。「当方も組織的、財務的に不明なことが多すぎる。機構長と学長の権限もあいまいだ」と指摘した。岐阜大の地域科学部を廃止し、経営学部に改編する計画には、学生や卒業生が反発。学長に面談を求め、延期させたという。

 会場には2日に「大学の統合再編に関する合意形成の改善を求める署名」を始めた静岡大農学部4年の西川寛人さんの姿もあった。学長との対話集会を求め、13日までに733人の署名が集まったという。この動きに対し、石井潔学長は10日、1年9カ月ぶりにブログを更新し、長文の説明文を掲載したが、西川さんは「学生が求める説明にはなっていない」と指摘。月末までに1千人の署名を集めるつもりだ。(阿久沢悦子)