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 第101回全国高校野球選手権神奈川大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は15、16の両日で計32試合があった。今大会初のタイブレークとなった試合で、来年度に再編統合される氷取沢を大和が破った。16日は雨で8試合が順延になった。17日は10球場で26試合が行われる予定。

「結束」 意地見せた七回 厚木清南・愛川・中央農

 試合を終えた中央農・斉藤光紀選手(3年)は晴れやかな表情だった。「連合チームで野球ができて、本当に楽しかったです」

 中央農は斉藤選手が1年生だった時の秋から、厚木清南、愛川と連合を組んで練習を始めた。初めは全員がよそよそしく、同じ学校ごとでかたまり、キャッチボールも別々だった。

 週に2回、愛川か中央農のグラウンドに集まって練習を重ねた。野球ゲームで盛り上がったり、みんなでボウリングに行ったりしているうちに、次第に打ち解けた。

 斉藤選手は主将を務め、エースで4番。責任ある仕事を多く任されている。「自分がチームを引っ張っていかないと」とプレッシャーを感じていた。迎えた試合当日、みんなが大きな声を出して守備につく姿を見て、落ち着いた。

 6点リードされた七回表、安打と相手の失策などで2点を返して意地を見せた。石岡拓朗監督は「10年間、監督をしてきて一番興奮した場面だった」。その裏、3点を取られてコールド負けを喫したが、「単独で出るチームと同じくらい、チームワークがありました」。斉藤選手はそう言って、球場を後にした。(岩本修弥)