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 大津市の交差点で5月、右折車と直進車が衝突し、巻き添えで保育園児ら16人が死傷した事故で、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた右折車の運転者、新立(しんたて)文子被告(52)=大津市=の初公判が17日、大津地裁であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、被告は5月8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)6丁目の滋賀県道交差点で、考え事をしていて安全を確認せずに時速約10キロで乗用車を右折させ、対向車線を直進してきた軽乗用車に衝突。軽乗用車を暴走させ、信号待ちしていた保育園児らの列に突っ込ませ、園児2人を死亡させ、園児と保育士の計14人に重軽傷を負わせたとされる。

 事故後、県警は被告と軽乗用車を運転していた女性(62)を現行犯逮捕。大津地検は5月17日、勾留していた被告を起訴した。一方で、逮捕後に釈放され、書類送検された直進車の女性については、法定速度以下で走行していた▽青信号に従って交差点を直進しようとした――などの点から過失が認められないとして、6月14日に不起訴処分(嫌疑不十分)にしていた。(比嘉展玖)