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 イラン核合意をめぐり、アメリカとイランの緊張関係がヒートアップしています。合意から一方的に離脱してイランへの制裁を再開したアメリカと、それに反発して合意の「制限破り」を小出しにするイラン。両者一歩も引かない泥仕合の様相ですが、狙いはどこにあり、これからどうなるのでしょうか。理解に役立つオススメ記事を5本、紹介します。

最新の状況は?

 交渉で制裁を解除に持ち込み、原油収入で再び経済を立て直したいイラン。でも状況が打開できず、「合意破り」で圧力をかける以外にとれる戦略がないようです。

 一方のアメリカは、できる制裁は既にやり尽くしたというのが実情。トランプ大統領の頭には、来年ある自身の大統領選がちらついている様子です。

ウランの濃縮とは?

 イランの「合意破り」の中身は、第1弾が「低濃縮ウランの貯蔵量を上限以上に増やす」、第2弾が「制限されているウランの濃縮度を無制限にする」。

 この合意破りでイランはすぐに核兵器を持てるようになるのか。原子力工学を専門とするエネルギー総合工学研究所の松井一秋・研究顧問に詳しく解説してもらいました。

合意破りは何のため

 イランは本当に核兵器を作りたいわけではない。合意破りはアメリカではなく、ヨーロッパへのメッセージ……。

 国連でイラン制裁の専門家パネルの委員も務めた北海道大の鈴木一人教授が、イランの言動から真意を読み解きます。

日本への影響は

 アメリカは、イランの南に位置するホルムズ海峡周辺の船舶の安全確保のためとして、有志連合の結成を目指す方針を示しました。参加国が自国の船を護衛することを想定しています。

 日本は石油の約85%を中東地域に頼り、多くのタンカーがホルムズ海峡を通過します。もし、自衛隊の派遣を正式に求められたら。法的な根拠やリスクなど、日本政府が検討すべき課題は山積みです。

対立の根はどこに

 一歩も譲らず、対立を深めるイランとアメリカ。勝手に合意を離脱したのはアメリカのトランプ氏の方ですが、制裁などで徹底的にイランを追い詰めようとしています。

 なぜこんなにいがみ合うのか。根っこには1980年代、イラン・イラク戦争のころにそれぞれが抱いた「被害者意識」があるようです。(今さら聞けない世界)