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(16日、高校野球西東京大会 国学院久我山2―0八王子北)

 昨夏に「シード校キラー」と呼ばれた八王子北が、今年も私学の強豪を苦しめた。国学院久我山を相手に0―2で惜敗した。

 昨夏の西東京大会。八王子北は4回戦で桜美林を倒し、続く5回戦で昨夏4強の東海大菅生に七回まで同点と善戦した。両シードを苦しめた当時の4番打者が、今年も主軸の左翼手栗原弘樹(3年)だ。

 それでも栗原にとって昨夏の東海大菅生戦は苦い記憶だ。自身が4打数無安打だったからだ。「自分のせいで負けた。申し訳ない」。悔しさを晴らすため、「シード2校の撃破」を今夏の目標に掲げた。

 速球に負けないパワーや瞬発力をつけようと、体づくりに取り組んだ。スクワットしてからティー打撃を繰り返す。筋肉がつき、体重が約3キロ増えた。

 この日、安打は出なかったが、守備で、成長ぶりを見せた。八回に迎えた1死満塁のピンチ。飛球が左翼に飛んできた。三塁走者のタッチアップを受け、栗原は思いっきり返球した。中継を経て本塁寸前で刺した。1年間の特訓が肩も強くしていた。

 「打てなかったけど、成長を実感した。悔いはない」。目標は後輩たちに託す。=市営立川(木村浩之)