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 先生や学校からの嫌がらせ「スクール・ハラスメント」に苦しむ小中高校生が相談できる窓口の設置を求め、早稲田大学2年の佐藤悠司さん(19)が17日からネットで署名活動を始める。中学時代に教員からハラスメントを受け不登校になったという佐藤さんは16日、都内で会見し、「今は実効性を持った公的な相談窓口がない。とりわけ私学に通う子どもは訴える先があまりない。『先生が間違ったことをするわけがない』という意識もある。活動を通じ、実態も知ってほしい」と訴えた。

 佐藤さんによると、東京都世田谷区内の私立中高一貫校に通っていた2014年1月、男性担任教諭に「お前は離婚家庭の子どもだからダメなんだ!」などと罵倒された。ショックを受け、不登校に。その後、学校からは3回にわたって転校を勧められ、精神的に追い詰められたという。今も睡眠障害に苦しむ。「ハラスメントに遭い、苦しんでいる子は他にも絶対にいる。自分を強く持って、どうか諦めないで、と伝えたい」と話す。

 学校側は朝日新聞の取材に「先生から生徒へのパワハラというような事実関係はなかったと判断している」としている。

 署名は約1カ月間受け付ける。文部科学省に教育委員会から独立した組織としての相談・紛争処理機関の設置を、都知事と世田谷区長には相談窓口の設置などを求める。署名はホームページ(http://www.change.org/SchoolHarassment別ウインドウで開きます)で。(山下知子)