原爆投下後の長崎で撮影したとされる、亡き幼子を背負う写真「焼き場に立つ少年」で知られる故ジョー・オダネル氏が、皇太子時代の上皇さまを撮影した写真が見つかった。上皇さまが初訪米した際にホワイトハウスで撮影されたとみられる作品だが、これまで公開されていなかった。写真は6月中旬、上皇后ご夫妻に届けられた。

 上皇さまは19歳だった1953年3~10月、昭和天皇の名代として英エリザベス女王の戴冠(たいかん)式に出席するなど欧米14カ国を歴訪した。9月には米国を初めて訪れ、ホワイトハウスでアイゼンハワー大統領と対面した。当時、オダネル氏はホワイトハウス付きのカメラマンを務めており、この時に撮影したとみられる。

 写真はモノクロで、上皇さまはスーツにネクタイ姿。穏やかな表情を見せている。写真の台紙には「EMPEROR AKIHITO AS A YOUNG MAN」のサインがオダネル氏の直筆で書かれている。

 この写真はオダネル氏が保管していたが、92年、写真展を開くために来日した際、日本人の知人に譲ったという。さらに今年2月、この知人からオダネル氏と交流のあった山崎真さん(81)=盛岡市=に託された。

 上皇ご夫妻に写真を届けた絵本編集者の末盛千枝子さん(78)=岩手県八幡平市=によると、写真を見た上皇后さまは「良い写真ね」と語っていたという。

 この上皇さまの写真はオダネル…

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