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 今年400周年を迎えた小倉祇園太鼓。北九州市の伝統の祭りを全国に広めた「無法松の一生」の物語にもあらためて脚光が当たっている。そのオマージュ的な映画を撮ったことがある山田洋次監督(87)に無法松の魅力を聞いた。同じように国民的人気を誇る「あの人」との関係も明かされた。

 ――「無法松の一生」は4度映画化され、同名の演歌も歌い継がれています。無法松こと富島松五郎という太鼓打ちの車夫の話が広く愛されているのはなぜでしょうか。

 文学に「典型」という概念があります。「誰々のような」と言うと、どういう人物か分かる。世界の文学で最高の典型は「ドン・キホーテ」。日本の代表はやはり「坊っちゃん」だな。けんかっ早くて直情径行。その次に位置しているのが無法松だと思う。

 教養はないけど、心のなかは真…

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