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 欧州連合(EU)の欧州議会(フランス東部・ストラスブール)は16日、EU行政トップの次期欧州委員長を、ドイツ国防相のウルズラ・フォンデアライエン氏(60)とする人事案を賛成多数で承認した。11月に就任し、初の女性委員長になる。

 賛成383票、反対327票、棄権22票だった。承認に必要な過半数の374票をわずかに上回った。

 欧州委員長はEUに適用される法律の提案権を握る行政機関のトップで、任期は5年。フォンデアライエン氏は2005年からメルケル政権下で閣僚を務め、13年、同国初の女性国防相になった。医師資格を持ち、子どもが7人いる。

 EUは今秋、主要機関のトップが相次いで任期を迎える。EU加盟国の首脳は7月2日、欧州中央銀行(ECB)の総裁候補に国際通貨基金(IMF)のフランス人、クリスティーヌ・ラガルド専務理事(63)を指名。EUの大統領に相当する、EU首脳会議常任議長の後任にはベルギーのシャルル・ミシェル首相(43)、外相に相当する外交安全保障上級代表の後任候補には、スペインのジョセップ・ボレル外相(72)を選んでいる。(ストラスブール=津阪直樹)