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 人類初の月面着陸を遂げた宇宙船アポロ11号の打ち上げから50年目の16日、偉業をたたえるイベントが全米各地で本格的に始まった。ワシントンでは、月面に最初の一歩をしるしたニール・アームストロング船長の宇宙服が13年ぶりに公開されたほか、3人を宇宙に運んだ巨大ロケット・サターンⅤの映像がワシントン記念塔に投影され、夜空に浮かんだ。

 アポロ11号は、アームストロング以下、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズの各飛行士を乗せ、1969年7月16日9時32分(米東部時間)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。同20日(同)に月面着陸を果たし、アームストロング、オルドリン両氏が人類で初めて月面に降り立った。

 この日、当時の発射場を訪れたコリンズ氏は「アポロ11号は大仕事だった。我々搭乗員は両肩に世界を背負ったような気分だった」と振り返った。ワシントンのスミソニアン国立航空宇宙博物館で、修復された宇宙服をお披露目したペンス副大統領は「アポロ11号は、30世紀になっても広く記憶されるだろう20世紀唯一の出来事だ」と話した。(ワシントン=香取啓介)