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(17日、高校野球愛媛大会 済美10―5宇和)

 昨年の覇者・済美が宇和を打撃で圧倒した。打線に火をつけたのは、3番打者の山田響君(2年)だ。

 一回、先頭打者の武田大和君(3年)が右前打で出塁し、すかさず二盗。得点圏に走者を置いて山田君に初打席が回ってきた。

 「点が入る位置にいる。打ってやろう」。力強く振り抜いたバットが直球をとらえた。「ホームランかも」。手応え十分の飛球は左翼席へ飛び込んだ。

 坊っちゃんスタジアムでの今大会第1号本塁打で2点を先制。チームに勢いをつけ、九回にも2点適時打となる三塁打を放った。

 「完封するような投手はいない。打たないといけない」というのが、中矢太監督の今年のチーム評。「7、8点は取らないと勝てない」と覚悟して挑んだ初戦で16安打10得点と結果を出した。

 山田君は「投手を少しでも楽にしてやろうと思った」と、チームを支える打力に自信をのぞかせた。ノーシードの済美が大会3連覇に向け、好スタートを切った。(足立菜摘)