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(17日、高校野球秋田大会 明桜12-4大曲工)

 強いチームほど、下位打線が怖い。明桜の西村晴(はる)選手(3年)は、9番打者とは思えない長打力を発揮した。四回2死二、三塁で左越えに2点二塁打を放ち、試合の流れを引き寄せた。「打順は関係ない。チームのために打つだけです」

 3回戦の秋田工戦で8番打者の代打を任され、左越え適時二塁打を打った。勝負強さを買われ、大曲工戦で先発メンバーに入った。

 長打のコツは「アウトコースをしっかりとらえること」。トス打撃では外角に球を投げてもらい、打つ練習を重ねてきた。「投手は外角球でストライクを取りにくる。その球を打てば、ダメージを与えられる」

 言葉通り、九回は外角の球を仕留め、2本目の左越え二塁打。相手を突き放し、9番打者の意地と底力を見せた。

 準決勝に向けて「何番打者でも、やってきたことを思い切り出すだけ。打順の欲はありません」と笑顔をみせた。(渡部耕平)