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(17日、高校野球岡山大会 倉敷南7―4笠岡工)

 倉敷南の先発メンバーで唯一の2年生、朝倉大輔君は、昨夏の豪雨で倉敷市真備町の自宅が床上浸水した。家の片付けで学校に行けない中、直後の岡山大会は無理を押して駆けつけ、ボールボーイを務めた。しかしチームは初戦敗退。仮住まいを余儀なくされたが、このときの思いを胸にやってきた。

 一塁手として先発したが八回、捕手が負傷。突然、マスクをかぶる機会が訪れた。しかも1点差に迫られ、なお得点圏に走者を背負う場面だ。「先輩に気持ちよく投げてもらいたい」。気持ちを前面にワンバウンドの投球も体を張って止め、ピンチをしのいだ。

 直後の打席では満塁の好機に適時打を放ち、貴重な追加点に。チームの初戦突破に貢献した。

 今は修復された自宅から通える毎日。「被災しても、一生懸命プレーして勝てることを見せることができた」(雨宮徹)