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 2017年に大島商船高専(山口県周防大島町)で、2年生の男子生徒(当時17)がいじめを受けたと訴えた問題で、高専が同級生に聞き取ったアンケートを紛失していたことが分かった。高専は「誤って廃棄した可能性が高い」と説明している。

 この問題は、一時不登校になった男子生徒が高専に訴え、17年5月に発覚した。高専は同年7月、いじめの有無を確認するため、同級生数人にアンケートを実施。高専が設置した第三者委員会に結果を通知した。第三者委は昨年12月、SNSで男子学生の悪口を書き込んだり、「バカ」「あほ」と暴言を吐いたりした14項目をいじめと認定する中間報告を出した。

 高専の保護者が17年10月、アンケートの内容について問い合わせたところ、学校側が紛失していることに気付いた。他の文書とあわせて廃棄した可能性があるといい、学生課の篠原益夫課長は「再発防止に取り組んでいきたい」と話す。

 所管する国立高等専門学校機構によると、アンケート結果は、機構が定める文書管理規則で「機密性の高い文書」として厳密な管理をするよう取り決められている。(金子和史)