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 参院選の投票日に向けて、岐阜県高山市選挙管理委員会が、投票所に配るクマよけの爆竹の準備を進めている。市内ではクマの目撃情報が相次ぎ、投票所の安全と投票機会を確保するためだ。市選管の担当者は「安全に配慮しているので、投票に来てほしい」と話す。

 高山市では2014年秋、市民が相次いでクマに襲われ、1人が死亡。この年の12月に衆院選が予定されていたことから、投票所にクマよけの爆竹を配った。以来、国政選挙では毎回、爆竹を準備している。

 市内では、7月1日から10日までの目撃情報が46件あり、昨年7月の1カ月間の43件をすでに上回っている。観光名所の「古い町並(まちなみ)」近くでも目撃されていて、市が警戒を呼びかけている。

 投票日の21日には、市内66カ所の投票所のうち山間部に近い25カ所に爆竹30箱を配る。当日、付近で目撃情報があった場合、投票管理者らが金属製のバケツに入れた爆竹を鳴らし、破裂音と火薬のにおいで、クマを近づけないようにする。(山下周平)