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 過激派組織「イスラム国」(IS)に虐殺の標的とされたヤジディ教徒たちは、5年経った今も約46万人が故郷に戻れずにいる。家族を殺された傷が癒えぬまま「せめて亡きがらを見つけてあげたい」と願う人の姿もあった。

 ヤジディ教徒の中心の町シンジャルの背後にそびえるシンジャル山。山肌に張り付くように避難民のテントが並んでいた。約2500世帯がここに住む。その中に定住を決めた人たちが自作した家も建っていた。

 「3年以上、帰れる日を待った。でももう無理だと気づいたんです」。ヒデル・ナムルさん(40)が消え入るような声で言った。

 故郷の村をISに襲われた2014年8月、山に逃げ込んだ。最初はテントもなく、木の下での暮らし。電気も水道もない生活に耐えかね帰郷も考えたが、家には「扉一枚残っていなかった」。インフラも復旧せず、いつまた起こるかもしれない虐殺におびえる。昨年初めから金がたまるたびに中古の材料を集め、キャンプに家を建て始めた。今、4家族27人で暮らしている。

■「ここで死にたい」つぶや…

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