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 東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」で、主演の市川海老蔵さん(41)が急性咽頭(いんとう)炎により声が出なくなり、夜の部が3日間中止となった。スターの休演で見えてくるものとは?

5時間出ずっぱり、宙乗りも

 4日に開幕し、海老蔵さんは昼の部の「素襖落(すおうおとし)」と「外郎売(ういろううり)」に出演。1時間の休憩を挟んで、夜の部「星合世(ほしあわせ)十三團(じゅうさんだん)」で13役を早替わりでこなしていた。

 「素襖落」は市川右團次さん(55)が代演し、「外郎売」は海老蔵さんの長男の堀越勸玄(かんげん)さん(6)がひとりで演じたが、「星合世十三團」は海老蔵さんが主要な役を全て演じる仕立てのため、急な交代がきかなかった。通常は代役を立てて続ける歌舞伎公演の幕が開かないのは、極めて異例のことだ。公演中止に伴い、完売していた15、16、18日分(17日は休演日)の各約1800席が払い戻しになったほか、食堂や売店の売り上げにも影響が及んだ。

 「星合世十三團」は、源平合戦の時代の栄枯盛衰を描いた名作「義経千本桜」のダイジェスト版。上演は午後4時半から5時間以上に及ぶ。一度に演じることが「立ち役(男役)の卒業論文」とされる大役の知盛、権太、忠信に加え、老若の役々を演じ分け、ワイヤで空を飛ぶ宙乗りも2回行う。ほぼ出ずっぱりで膨大なせりふを様々な声音で語るため、体への負担は大きい。難易度の高い大作だ。

 歌舞伎は江戸時代から「役者は…

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