市民による軍部への抗議デモが続いていたアフリカ北東部のスーダンで、事実上の軍事政権を率いる軍事評議会とデモを主導する組織が17日、新たな統治機構を発足させる合意文書に署名した。機構のトップを軍側と文民側の輪番制とするのが特徴で、対立してきた両者による政権運営が本格的に動き出すことになる。
スーダンでは昨年末から、物価上昇などをきっかけにした抗議デモが国内各地で発生。4月にバシル大統領が軍によるクーデターで解任された後、権力を握った軍事評議会に対し、市民がデモを続けていた。
AFP通信などによると合意…