[PR]

(17日、高校野球佐賀大会 神埼清明5―3伊万里)

 五回、伊万里の4番・前川一球(いっきゅう)君(3年)が同点となる中前適時打を放ち、軽やかに一塁へ駆けた。

 体重80キロ台後半。実は昨冬まで110キロ近くあった。減量のきっかけは守備位置の変更。捕手だったが、盗塁に素早く反応できなかったという。吉原彰宏監督の勧めは一塁手への転向だった。「名前のように球体みたいな体だった。情けなかった」と話す。

 食べることが好きだったが、夕食から炭水化物を排除。ジュースもやめ、おやつはアイスからこんにゃくゼリーにした。練習後の走り込みも開始。今春には83キロまで絞れ、守備範囲が広がった。塁に出ると、最近は監督からエンドランの指示が出るように。体重計に乗るのが楽しくなり、「ダイエットの神様が応援してくれていると思った」と振り返る。一方でモチベーションを保つため、金曜は好きなだけ食べていい日にした。

 試合には敗れ、悔し涙。ただ2安打と活躍し「今日は頑張ったので好きなだけ食べます」と話していた。(松岡大将)