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 東日本大震災で福島県などから390人が避難している東京都江東区の国家公務員宿舎・東雲(しののめ)住宅で17日、参院選の不在者投票所が設けられた。区が東雲住宅に不在者投票所を設けるのは16回目。18日まで2日間、開設される。

 福島県浪江町の60代の男性は「地元は仕事を再開できる状況ではなく、家族はそれぞれ別の場所で生きることを決めた。観光振興するというけど何か違うと思う。今の政治に歯止めをかけられるよう、投票した」と話していた。富岡町の女性(75)は自宅が帰還困難区域にあって戻れないが、宿舎の住宅提供が来年3月で打ち切りとなる。「打ち切りはショックで一時高血圧になった。知らないまちに行くよりはと思い、富岡町内の避難指示解除された地域に住むことにした。町内では歩いている人を見かけない。議員には住みやすい環境にしてほしいと思う」と話していた。(青木美希)